本とgekijou

書評のようなものを中心としたblog

(犬の日記)六月二十日

 七時に起きてきょうはイ・ムジチの「海の嵐」のレコードに針を落として、小説の制作を続ける。進捗はかばかしくない。昨晩、禁酒のための本を読み終えて、「禁酒宣言」を恋人にむけてして、SNS上でも投稿をして以降、そうだ、禁酒ではないか、禁酒によって人生が拓けてゆくではないか、とちょっとした興奮状態にあるのである。しかしこの禁酒については別途、記事をつくって書くことにしよう。イ・ムジチの「海の嵐」のレコードは流石である。果実味を感じさせるように、色があり華があり抑揚が豊かである。午後四時ころ、原稿の進捗は五枚。献立に悩んだ末に、なすとトマトのマリネ、蒸し鶏のサラダに韓国風のドレッシング、かつやの漬物、味噌汁、でいいかと決める。どうも真夏日の暑さにやられているせいもあって気分がちぐはぐであるため、さっさと十七時である今に至るまでにそれらをキッチンでつくってしまい、今から十枚めに至るまで、小説を書くことになるであろう。あまりこういうふうに順番が変わるのは好きではなく、いつも自分のスタイルを頑強に保っていたいタイプであるのだが、結果としては料理ができ、制作が進むのであったから、それが何よりなのだ、ということになろう。