本とgekijou

書評のようなものを中心としたblog

(犬の日記)六月二十五日

 昨晩は連れが「羊たちの沈黙」をテレヴィ画面で観ていたのでいっしょに観た。カメラワークが良く、トラウマや心理学化など、いろいろなシンボリックな要素が詰め込まれている、いい映画だっただろう。たぶん小説よりも良い(子どものころに姉が映画館で観ていて、私はつられて小説本を読んでいたのだったが)。「ハンニバル」以降はレクター博士の底の浅さが知れてしまいよろしくない、と信頼する映画好きの友人から聴いているため(だってハイブランドの靴を送るんだぜ、と悪態をついていて私は呵々大笑してしまった)、観ていない。それにはもとよりあまりスリラーの類いを私が好まないためもある。六月二十五日、朝五時に目が覚めて、半睡の状態で燃えるゴミ三袋をカラスよけの下に置き、手をあらって寝台の上にもどるとアラームの解除をして、大いに眠る。電子書籍で刊行する予定の原稿に朱筆を入れては、簡素な昼食を摂っては、また眠ってしまう。きのうは連れの親、妹と面会をもって一緒に食事を摂った日であったので(なにもスリラー映画一本に集中をしていたわけでもない)、仮睡がとれず、疲れもあったのだろう。そんななかで、電子書籍のプロジェクトを進めつつ、夕飯の仕込みを終えた今は、ロシアを舞台とした新作小説の構想を練るべく資料を読みはじめようとしている。