本とgekijou

書評のようなものを中心としたblog

パイプのゆくえ

   

 パイプっていうのはいいぞ。
 大麻やってんじゃねえのか、って誤解を受けるリスクはあるけれども。
 風情がいいもんだ。
 なによりも、紙巻きの煙草とちがって、パイプっていうのは粘膜で吸うから、酒を飲んでいる時なんかに重宝するんだね。
 私なんて胃弱だから、酒を飲んで紙巻きを吸うとすぐにオエッて吐き気がやって来るんだけれども、パイプ片手にワインを水のように飲む、そういうやり方ができるわけだ。
 まあ精確にはできた、なんだけれどもね。
 お酒やめちまったから。
 落語の口上じゃねえが、酒なんてやめるもんじゃねえやね。
 けれども酒には酒の、こっちにはこっちの都合があるから。
 大麻よりもどぎついドラッグをやっているわけにもいかなくなっちまったってわけ。
 そうすっと、パイプをいつ吸うか、っていう問題が擡頭してくるんだな。
 パイプだけ吸っていると、どうも、手持ち無沙汰で。
 まあいいや、と開き直って、縁台に腰掛けて青い空みながら暢気に吸っていれば、いいわけか。
 きょうも元気だ、煙草がうまい、って昔の文句でいってね。