本とgekijou

書評のようなものを中心としたblog

(犬の日記)七月二日 中篇小説の制作はじまる

 七月二日。今は夜の九時四十二分だが、きょうの朝になにをした、といったようなことはあらかた忘れてしまった。そうだ。朝、起きると連れがまだ出勤しておらず、きょうはすこし遅くに出ると言っており、なにか食べたいものはと訊くと答えたナポリタンを、トマトジュースをつかって作って、それをともに食べたのだった。それから二百枚の中篇小説をタイプをした。書き出しの三枚だけが書かれてあった、その日から実質的に制作開始となる小説である。ここ数年は百枚のものや短篇ばかりを書いてきたが、敢えて長いもので、短編小説よりもさらに限定的で、局所的、実験的な小説を書くのである。いくらでも書ける態勢がととのっている今であるから、できることだ。夕刻、五時、たりない材料をスーパーで買って来てビビンバ丼とワカメスープの夕飯の仕込みをしておく。食後、風呂掃除、トイレ掃除、入浴などを終えたあと、ふたたび原稿をタイプをして、今、十二枚書いたところである。もうきょうはこれ以上は書かないため、この日記をつけている。