本とgekijou

書評のようなものを中心としたblog

日記

(犬の日記)七月十一日

今、たったの十四時。一日の日記を書くのにはまだまだ早い頃合いだが、今書かないと書く時間がとれまい。朝、七時半に起き、ジュリエット・グレコのシャンソンに針を落としてキーパンチをする。途中炒飯をつくって食べて、これには先日、連れと「カルディ」…

(犬の日記)七月五日

朝、七時におきて制作が進む小説を十枚書き終えたのが昼すぎ。それから鬼生田貞雄「黒い羊」の書籍化用デジタルデータ化の二章部分を終わらせて、四章部分に取りかかりはじめる。おもにレコードからはHIPHOPを流して聴き、食事は炊飯器に残っていたき…

(犬の日記)七月二日 中篇小説の制作はじまる

七月二日。今は夜の九時四十二分だが、きょうの朝になにをした、といったようなことはあらかた忘れてしまった。そうだ。朝、起きると連れがまだ出勤しておらず、きょうはすこし遅くに出ると言っており、なにか食べたいものはと訊くと答えたナポリタンを、ト…

(犬の日記)ふたたび六月二十八日からはじまる日記

レコードショップをハシゴして新宿へと帰る。降雨に人身事故によるダイヤの乱れが生じた新宿地下駅は、それに加えて工事中であることもあって、そこを通い慣れたホストやホステスであっても道に迷うのではないか、という気色である。迷おうが迷うまいが(白…

(犬の日記)本質的に六月二十八日の日記

下北沢のレコード店「フラッシュ・ディスク・ランチ」 六月二十九日。先日、先々日と東京に行っていた。きのうは降雨の東京であったが、酒を抜いているためなのか矢鱈と元気に、下北沢のフラッシュ・ディスク・ランチへ行きレコードあさりなどをしていた。す…

(犬の日記)六月二十五日

昨晩は連れが「羊たちの沈黙」をテレヴィ画面で観ていたのでいっしょに観た。カメラワークが良く、トラウマや心理学化など、いろいろなシンボリックな要素が詰め込まれている、いい映画だっただろう。たぶん小説よりも良い(子どものころに姉が映画館で観て…

(犬の日記)六月二十三日

朝、七時すぎに起床をして、九時半に制作を進めていた中篇小説の初稿を書き上げる。大幅な改稿をしていくことになるので(前回の作でわかったのであるが、大体、七稿までつくる、つまり七回ほど全ページを赤ペンだらけにして作品を直していくと、納得できる…

(犬の日記)六月二十二日

朝八時から小説の制作をはじめる。レコードは相変わらずイ・ムジチ。下北沢あたりに行ってとにかく潤沢に手許に置いておかないと、こういうのは貧乏性ゆえになかなか新しいのを聴くつもりになれず、大きな問題としてそもそも今クリーナーのキットすらもが手…

(犬の日記)六月二十日

七時に起きてきょうはイ・ムジチの「海の嵐」のレコードに針を落として、小説の制作を続ける。進捗はかばかしくない。昨晩、禁酒のための本を読み終えて、「禁酒宣言」を恋人にむけてして、SNS上でも投稿をして以降、そうだ、禁酒ではないか、禁酒によっ…

(犬の日記)六月十八日

朝、七時半に起床をして、昨晩のうちにまとめておいた六袋分たまっていたゴミ袋のゴミ出しを終えて、雨音をBGMにしてしばらく小説を書く。きのうは連れが「メルカリ」で私の代わりに買ってくれたクラシックのレコード十五枚セットが届いた日であり、雨音…

(犬の日記)六月十七日

朝の六時に起きて小説を書き始める。書き出し部分を終えてきのうから、十枚ずつのノルマが設けられている文章である。最近、真夜中に目が覚めてしまうことが多いのだが、すぐにまた眠りに落ちることができているので、たいした問題ではないだろう。きょうの…

(犬の日記)六月十三日

図書館の資料をすべて貸し出し延長を申し込む。それにしても最近、飲酒がとまらない。今日は飲んでいないが……。おもうに田舎の退屈さが私に酒を飲むようそそのかすのだろう。だが都会であったらあったで昼酒に適した店屋のひとつ、ふたつを見つけてはそこで…

(犬の日記)六月十二日極道日記

朝、九時になるころには一枚を書いている。よく覚えていないけれども(今は同日の十七時を越えて、夕飯をつくらねばならないころだ。今はマリネにするためのなすを水に浸している)つまりはそのころには、コーヒーを二、三杯はもう飲んでいたということにな…

(犬の日記)六月十日、朝

朝、同居する婚約者が休みのいちにちである。九時ころに起きてコーヒーを十時半の今に至るまでたえず飲み続けて、レコードプレーヤーからは盤質が悪く百円で捨てられていたカラヤンのシューベルトの八番を流している。カラヤンは好きな指揮者ではないが、レ…

(日記)昼酒をするという人生にとっての大きな自由

小説を一本書き上げる初稿最終日の朝、ハードオフで百円円だったピアノ小曲集のレコードのぶつぶついうノイズを聞きながら(演奏は音大生並みなのであんまり真面目に聴いていない。とくにショパンのノクターンは聴けたものではない)、パンを温めてコーヒー…

(日記)きょうは書かない日であった

きょうは書かない日であった。朝、婚約者に起こされて近所のパン店で買ってきたという惣菜パンを頬張り、書かないかな今日は、というので意識的に昼から酒を買って飲む。ビールを買うついでに郵便局へ行き大原富枝文学館へ資料を呈出(資料というか、未収蔵…

(日記)味のある改札機のくぐり方

五月三十一日、鬼生田貞雄研究はつづく。「文藝時評大系」(全七十四巻の頭がオカシイ全集)をもとめて東京都立図書館へゆく。カウンセラーの先生が言っていたとおりに、広尾は本当に、なんでまたこんな処がこんな顔をしているのだ、という不可思議な場所だ…

(日記)自在さをうしなった機械の歯車のような日記

五月三十一日の深夜。東京に行き診察を受けてきたため、二日振りにデスクトップの画面で「一太郎」を開いて、銀軸のキーボードをタイプをしている。十年以上の付き合いになった茶軸が定年退職をして(チャタリングを起こはじめたのだ。機械にたいして、機械…

(日記)堀口大學同様に、柴田元幸と目が合ったらひとまずは間違いがないようなところがあるからね

アメ横にある。実在します。 雨の日。「ウェザーニューズ」のライブを流しながら後日のぶんの日記をここにつけている(今は二十八日)。それは日記といえるのだろうか、いえる、虚言癖がすっかり血となり肉となった小説家さんの場合にはとりあえずはね。それ…

(日記)「鬼生田貞雄研究」すすむ

「鬼生田貞雄研究」を三枚すすめ、短篇小説を四枚すすめて、降雨(台風)のなかで婚約者のスプライト柄の傘をさしてコンビニエンスストアへ行き、買ってきたポートワインを飲む。すると大原富枝文学館より電話あり。こちらが所持している大原富枝の鬼生田貞…

(日記)十五枚書いた日の日記

きのうと同じく、「鬼生田貞雄研究」を書きつぐ。風邪症状はきのうよりも緩和をしており、コーヒーを摂る量も控える、――控えるというよりも、いつも、縁台で烟草をのみながらコーヒーを飲むのだったが、強風のためそれがすくなくなっただけか。「文藝時評大…

(日記)書くために書いたきょうの日記

昼前に起き(早寝をしたはずなのになぜかきょうは目覚めがおそかった)、Max Richterのトロトロに甘いOSTを聴きながらコーヒーを八杯も飲んだところで、九杯めを飲みながら、きのう冒頭部分まで書いていた「鬼生田貞雄研究」を書きついでゆく。せき・たん…

(日記)おかえり、モンスナック

田部茂一の風合いをかろうじて感じられる デジタル化し過ぎていて、ちょいとひやっとするけれども、とにもかくにも、われわれは、紀伊國屋地下のモンスナックの復活を喜ぼうではないか。 モンスナックのカレー。 オレはな、あれ食って大きくなったんだぞ、と…

(日記)バイブスに就いて

私も四十なって、漱石のバイブスっていうのかしら、となりに漱石がいたらどんな感じか、というのが、わかるようになってきた。 誤解も理解、とかいうのではないんだな。 そうではない。 しっかりと、直観のなかに填まる断片というか、情景の、後ろ姿の、ひと…

(日記)いわゆる「旅と日本文学」について

きたかた食堂が旨い。 旨い、としいて書き出しに用いるような、ゴテゴテとした旨さじゃなくって、さりげなくなんだけれどもね。 ちなみに私は福島県人である。 新橋と神保町という私のテリトリーにあって、しかも、行列ができる性質のお店じゃないから、使い…

(日記)作業日誌(最終更新日九月十日)

現在有料記事部分がないのに有料販売の設定になっております。記事が追加されていくにつれて順次、値上げをしていく予定です。 八月十四日 SNS(X)をやめる。誕生日。恋人と花火をみるなどする。朝方に二枚書く。恋人の友人訪ねて来、その後に駅前へ。…