2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧
田舎ぐらしってのは退屈だ。無責任なものでね、連れと一軒家を借りて、同居をしたあとに、そんな文学者らしい野放図な、残酷なことを、おもいつくようにできていて、できているんだから、しかたがない。そうでなければ甲斐性もないと、こちとら、おもってし…
最近、引っ越しをして、そのさいにイタリア製のパイプをなくしてしまった。ちょっとしたものがその代償のようになくなっていったりするから、引っ越しっていうのは困る。まだモンスナックがあったころの、紀伊國屋のちょっとあやしげなあそこの煙草屋で買っ…
「X」(ダッセェ名前だ)のタイムラインに流れてきた猪瀬直樹の古い本の書影をみて、AIだかなんだか、やっている人が、猪瀬直樹を推薦するのかいな、ここらへん、IQが落ちすぎだろう、とおもっていてしまう。 いや、落合陽一さんのことなんだけれど、パ…
手前も散文を書いておいてなんだけれども、小説を書いている人っていうのは、怖くないから、困る。 読書いっぱいしている人も原則的に怖くない、のは物書きなのだからあたりまえなのかもしんない。 基本的に、駄目な人たちだと感じていてしまうのね。 自分で…
新宿で三本たてつづけに映画を観てどれも良かったという話。 「コット はじまりの夏」はいかにもアイルランド、という「毒親」がつくりだす行き場のなさ、どうしようもなさを効果的に作り出しているのだけれども、撮影がいいんだとおもう、三十五ミリのスタ…
「新潮」の浅田彰インタビューに心躍らせる 新潮 2024年02月号 新潮社 Amazon 新しい年(ねん)がはじまって、殊勝に文芸誌などを開いてみると、浅田彰がインタビューを受けていて、さすが新潮は新潮だな、とおもうものがあるのだった。ニューアカといえば、…